コロナ禍、マスクごしで短時間
2020年4月以降3年間、それまで恒例だったGW・盆・正月に義実家での1泊帰省を止めて、マスクごしに短時間すこし話すのみにしていました。
緊急事態宣言・蔓延防止重点措置が発令されていなくても、同居家族以外と飲食、宿泊をともにすることは出来ませんでした。
不可能ということではなく、濃厚接触者も隔離期間があったから。
もちろん高齢の義父が感染してはいけないという気持ちもあったけど、どちらかというと「職場に迷惑がかかる」という理由が大きかった。
私は2022年12月に感染したが、当時、感染力の強いとされるオミクロン株に完全に入れ替わっていて、どこから感染したのか「クラスター対策」はしていなかったのに、感染したことを伝えると夫も職場も「どこで?」と聞いてきました。
そんなことわかるわけないのに!「スーパーじゃない?」と答えていたけど、帰省したあとに感染したら帰省して親と会ったことが”悪い”ってなるってことよね?って怖かった。
根拠ない自粛、同調圧力
感染対策と言ってわたしたちはかなりのことを自粛しました。
これに根拠があったのかどうかは、是非、研究して次に新たな病気が発生したときのために役立てていただきたいけど、それはそれ。
同調圧力が怖かったし、話が変わっていくことも怖かった。
2020年緊急事態宣言が発令されたころ、医療ソースが足りなくならないように感染者をコントロールする目的だと聞いていた。なのに、感染者を常に少なくしなければならない、というような空気になっていったように思うのです。
2022年はじめ、デルタ株からオミクロン株に入れ替わった時と、現在、症状はそこまで変わらないように思います。だったら、2022年に5類に移行しても良かったんでしょうね。
自粛生活で義父が老けた
高齢者にとって3年は長い。
一人暮らしの義父は、コロナ禍前、近所の飲食店で知人と食事をすることもあったし、家は物が多かったけどそれなりに生活していました。
人付き合いがなくなり、家にいなければいけなくなり、メンタルヘルスが悪くなったように思えて仕方ありません。
義父、掃除機が壊れても買い替えていなくて、床に埃を積もらせて生活していましたから。
私たちが会いに行けば良かったのだろうけど、当時、少人数の職場にいた夫は感染できないとプレッシャーを感じていましたから義父のことは仕方ないと考えていました。
次に同じようなことが起こったなら、科学的根拠に基づいた政策をとって貰わなきゃ困ります。
高齢者を感染症から守ることも大切だけど、メンタルヘルスも大事だし認知症予防になる人とのふれあいを制限することの弊害はあったと思うんですよね。
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