ネット上のある一言
「縮毛矯正くらいすればいいのに。身だしなみでしょ」
ある日Twitterを眺めていたら目に入った一言です。
この一言が目に入ったとき、気分が落ち込みました。
そしてそんな自分に驚きました。
私のTwitterの使い方は、ネットでどんなことが話題になっているかを見るだけの、ライトユーザーです。
どんなことを呟こうと余程のこと以外、その人の自由だし権利だと思っています。
先の「縮毛矯正~」、当然わたしに向けての発言ではありません。
私が他人の発言をわざわざ見ているだけ。
だから、私が勝手に他人の発言を見て気分が落ち込んだ。ただそれだけです。
他者を責める気持ちは一切ありません。
天パは身だしなみが整っていないってこと?
私が落ち込んだのは天パのままでいるのは、身だしなみが整っていないと思う人がいるということ。
そんなこと思うんだ!?という驚きました。
天パって生まれつきで、本人にはどうすることもできないことなのに。
髪を傷めつけて多大なコストをかけてまで縮毛矯正をかけることが、身だしなみだと思う人がいることに悲しくなったんですよね。
パーマが流行した時代を知っている
私は現在48歳です。
田舎の一般人が縮毛矯正をかけるようになったのは、20歳前後の時でした。
中学生の時は、縮毛矯正なんて聞いたこともなかったし、当時はパーマ(ソバージュ)が流行していたこともあったし、
「PUFFY」人気はすごかったのでワッフルパーマの人も見かけました。
そういう意味では私はそれほど天パを気にせず生きてきたのだと思います。
からかわれたり、凄いね…と憐れむよう(被害妄想)に言われることはあり、嫌な思いはそれなりにしてきました。
だけど、私よりも年齢が下の世代は、縮毛矯正が普及し直毛にすることが可能になったから「なぜ、縮毛矯正しないの?」という圧があるのかな?
学校での天パ
学生時代、他人と違うとこうことはなかなかのストレスです。
私も中学から天パ証明の提出を求められました。
当時、田舎の不良中学生はパーマをかけることがイケてる時代だったので笑
パーマをかけているわけではないという証明か…と、親に一筆書いてもらっていました。
今でも地毛なのに何故?とは思います。
おばちゃんはフンワリさせたい
年齢を重ねて、髪の量が減り髪のハリもなくなってくるし、何より顔が地味になってきてですね、髪をフワフワの派手にしても良いじゃない笑
しかも私ったらポッチャリしてるから髪がストンとしているより、フワフワしているほうがバランスがいいハズ!
こんな自己肯定感高めおばちゃんでさえ「縮毛矯正は身だしなみ」には落ち込んだんだもの。
もっと嫌な思いをしてきた人は、もっと傷つくだろうな。
そして、そんな気持ちはストレートヘア・ゆるいくせ毛の人には、なかなか共感できないことだと思うのです。
直毛の人は「天パカワイイよ」とか言ってくれるし、嬉しいけど、
「直毛に生まれたかったわいっ!」って、ひがんでしまうこともあるのです。
美容院が苦手なのは
私はこのブログで何度も「美容院に行くのは苦手、嫌い」と言っています。
それは、私が美容師さんに自分の天パをポジティブに扱ってもらったことがとても少ないから。
”縮毛矯正で天パを直毛に治そう”
というような扱いをされると自己肯定感が下がるし、美容院を楽しい場所とは思えなくなる。
縮毛矯正は一度の施術は高額だし、くせが強ければ強いほど生え際が気になるから、かけなおし(リタッチ)の期間が短くなり定期的に通うことになります。
定期的に通う場所が楽しい気持ちになれないのはキツイです。
縮毛矯正は素晴らしい技術です。
パが直毛になるには縮毛矯正しか手段はありませんもの。
縮毛矯正は好きじゃない
だけど、縮毛矯正したくない天パもいます。
私も苦手でした。
縮毛矯正って、薬剤をつけてアイロンで真っ直ぐに固定します。
美容師さんは根元からしっかり伸ばそうと、ギリギリにアイロンをあててくれるので、時々頭皮にアイロンが近づきすぎて「熱い!」となることもあります。
また頭皮がアイロンが近づきすぎるのではと思うと、施術中にリラックスなんてできません。
緊張して、施術の様子をジッと見つめてしまいます。
まとめ
天パって、割と嫌な思いしているのでマウンティング目的に
「天パ、カワイイじゃーん」
みたいなこといは言わないでね。マウンティングって分かるからね。
一生恨まれても知らないんだから!
(えっ、怖い話だったの?笑
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