親知らずを抜くべきか抜かざるべきか
十代後半ころから、時々頬から上にズンズンとした痛みが出ることがありました。
鈍い痛みで、熱が出た時のような頭痛ではない。
数日で治り、定期的に痛くなる頭痛のような症状が何か分からなかったのです。
当時はWindows95が出始めたくらいのとき。今ならすぐに検索して何の症状かアタリを付けることができるけど、当時は病院に行くか人に聞くかくらいしかできなかったですよね。
職場の人が同じような症状だったことで「多分、親知らずが生える痛み」とアタリがつきました。
それなら歯科医院に行かねばならぬと、通勤途中の歯科医院に通い親知らずを抜いてもらうことにしました。
私の場合、親知らずは3本しかなく、1本は斜めに生え、1本は何年も少ししか生えていない中途半端な歯だったので抜歯することになり、もう1本は歯茎の中で横向きに生えて?伸びて?いたため、通っていた歯科医院では抜歯できないと言われました。
当時のわたしは親知らずは抜くものと思っていて、抜かない方がいいとは思っていなかったのですが、歯の矯正をするには温存しておいたほうが良い場合もあるとか、綺麗に生えている親知らずなら抜く必要は無いとか、色々あるようですね。
2本抜歯後も鈍い痛みが消えず
通っていた歯科医院で抜歯できる2本を抜いて、磨きにくかった親知らずが無くなったり、頭痛のような症状も少なくなった覚えがあります。
抜歯して後悔したことがないどころか、抜いて良かった!と今でも心から思っているのでw
中途半端にしか生えていなかった歯が特に抜いて良かったです。
どうしてあれ以上伸びなかったのか謎ですが、少しだけ歯が生えているのは見えるけどほとんどの部分が歯茎に埋もれている親知らずだったので、歯磨きしづらいし、歯茎がめくれる感触が気持ち悪かったしで、本当に快適!
だけど、最後の1本、歯茎の中で横向きに生えている親知らずがあるせいで頭痛が無くならなかったのです。
大がかりな処置も出来る歯科医院
設備などの理由で、以前通っていた歯科医院では抜歯できないと言われた厄介な親知らず。
夫が誰かに紹介されて通っていた歯科医院で診てもらったところ、抜歯してもらえることになりました。
親知らずなので大きく口を開いた状態で固定しなくてはいけないし、当然麻酔されるし、緊張しっぱなしでしたがなんとか抜歯(気分は大手術)完了!
完全に埋もれていたので歯茎を開いて、横向きの大きな親知らずをコンコン叩いて砕いて摘出してもらいました。
20年くらい前のことなのに、衝撃的過ぎてまだ覚えています(笑)
緊張しすぎて、抜歯が終わったとたん気分が悪くなり(迷走神経反射)、夫に迎えに来てもらったりスタッフさんにはご迷惑をおかけした思い出。
迷走神経反射でチョイチョイ倒れるので、いろんな人に迷惑かけています…
若いうちに抜歯して良かった
私は重なった歯はなく、綺麗な揃った歯ではないけど嚙み合わせは悪くなさそうなのですが、親知らずは全てオカシナ生え方をしていました。
親知らずが伸びるときに傷むことがあると人から教えてもらい、そういうものかと思っていたけど、私の頭痛はおそらく斜めや横向きに生えていた親知らずが伸びるときに別の歯を押していた痛みだったのだと思います。
風邪や発熱の時のようなガンガンした痛みではなく、鈍いズーンという痛みだったので我慢できなくはないし、どうしても痛ければ鎮痛薬を飲んで対処していました。
ですが、抜歯してあの痛みが無くなったことを自覚したとき、本当に晴れやかだったし、今思い出しても不快な痛みだったからあの頭痛が無くなって本当に良かった。
若くて体力があって向こう見ずな二十代に、抜歯する機会に恵まれたことは幸運でした。
年をとると、人間あちこちに何かしら出てきます。
親知らずを抜こうとしたとき、顎が弱って口が開かないなんてことがあるかもしれません。
なにより、年をとると冒険しなくなるというか現状維持でいいかって思いがち。
厄介な親知らずをお持ちなら、歯科医に相談することを強くお勧めしたい!
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