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【義父の介護申請】きっかけは全自動洗濯機




「そろそろかな?」親の介護、申請を考えたきっかけ

洗濯をしていないみたい

実家の親の生活に違和感を覚えること、皆さんはありませんか?

私の場合は、新しい全自動洗濯機がきっかけでした。

ある日、洗濯機が壊れたままになっていることに気づいた義妹が、洗濯機を義父と一緒に買いにいってくれました。

それまでは何十年も二槽式を使っていたのですが、新しく買ったのは全自動洗濯機で、どうも使いこなせていない様子。

何度か一緒に操作を練習したり、見ればわかるようにと使い方を紙に書いて貼ったりしたのですが、洗濯をしている気配がありません。

慣れてないから、操作が難しいのかな?

最初はそう思っていました。

ですが、違和感はそれだけではなかったのです。

あれ?この臭いは…

ある日、実家を訪れたときのこと。

家に入った瞬間、不快な臭いがしました。

それは、夏に汗をかいた服をそのまま着て乾いてまた汗をかいて、と繰り返ししたときに臭う、何とも言えない苦い臭いと、酸化した皮脂の臭い。

もしかしてお風呂に入ってない?洗濯せずに服を着てるのでは?

これは…もしかして?不安が押し寄せてきました。

たまたまかな?体調が悪くて洗濯できなかったのかな?現実逃避したい気持ちで様子見していましたが、

実家を訪れるたび同じ臭いがする…

まだ使えるから、もったいない

他にも違和感がありました。

実家では、いつも同じタオルが洗面所にかけられています。

しかも、そのタオルは手垢で黒ずんでいて、見るからに不潔です。

「お義父さん、このタオルもう汚いから捨てよう」

そう言って私がタオルをつまむと、

義父は「まだ使えるから、もったいない!」と止めます。

「は?でも、こんなに汚いよ?」 そう言っても、義父は頑なに捨てさせてくれません。

私はそこまで潔癖症ではないのですが、その黒ずんだタオルを見るたびに、気持ち悪くて実家で手を拭くことができなくなりました。マイタオル持参。

これらの小さな違和感が積み重なって、「そろそろ、介護の申請を考えたほうがいいのかもしれない」と思うようになったのです。

もしかして、認知症?

洗濯機が使えない、お風呂に入らない、汚れたタオルを捨てられない。

これらの行動は、もしかしたら認知症のサインなのではないか。

義父の老いと、いよいよ介護がはじまることを実感しました。

義父の行動を注意深く観察するようにしていると、他にも今まで気づかなかった異変がたくさんあることに気づきました。

例えば、

  • 少し前の記憶がない
  • 物のしまい場所を忘れる
  • 部屋が散らかっている
  • 気力がなくなっている

など、思い返せば前と違うことが思い浮かびます。

これらの異変に気づいたとき、夫、義妹と話し合い、介護の申請をすることにしました。

掃除、洗濯の手伝いをしてもらえるヘルパーさんをお願いしたかったのです。

同市に住んでいるとはいえ、私たちは仕事を持っていますからすぐに駆けつけることはできません。

様子を見に行くにもそんなに頻繁にはいけませんからね…

薄情なようですが、いまは夫の仕事が忙しく、無理をしてでも義父の様子を見に行けとは言えません。夫が病気になったら困ります(酷い本音ですね)

そういうわけで、定期的に人が入ってくれれば安心と思ったのです。

介護申請

私はまず、インターネットで「介護保険申請」について調べ始めました。

たくさんの情報が出てきましたが、要は

  1. 役所で申請する
  2. 主治医に意見書を書いてもらう
  3. 調査員との面談
  4. 結果が出る

という流れ。

地域包括支援センターに相談すると書いてあるものもありましたが、役所に直接行っても同じようだったので包括センターは利用しませんでした。

かかりつけ医がいない!

義父にはかかりつけ医がいませんでした。

以前は降圧剤を飲んでいましたが、体調は悪くないと言って薬を飲むのをやめてしまったからです。

コロナワクチンを打つために、行くのをやめた医院に2年ぶりに行ったのが最後の通院(?)で、主治医意見書を書いてくれそうなお医者に心当たりがなかったため、介護申請できるのかがとても心配でした。

認知症を疑っていたので、本当は脳神経内科にかかったほうがいいと思ったのですが、近場の内科(薄いつながりでもかかったことのある医院)が良いだろうということになりました。

記憶力が弱くなっているとはいえ、感情はある義父に「介護」の話はとても気を使う話題です。実際に介護申請をすることを話したのは私でした。

実子ってなかなか言い出せないのでしょう。

おわりに

親の介護は、誰にとってもデリケートな問題です。

まだ大丈夫と見て見ぬふりをしてしまいがちです。実際、実母の時は考えたくないと放っておいてしまった。

おかしいな?と思っても放っておいた【母の認知症】 | iomemo

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iomemo 天パ、くせ毛を活かす。物の多い夫と終活に向けて片付けを頑張る50代主婦の雑記ブログ。


高齢男性一人暮らしは、同じ年齢でも女性一人暮らしより心配事が多いです。

義父は30年近く一人暮らしをしていますが、生活力はそれほど高くないように見えます。

家の中を整えて怪我をしないよう安全な家にしたいという思いの義妹や私の思いを、あまり理解してくれません。

築40年の家の外装のことを気にして、そのうち塗装を塗り替えなければなんて言います。

そんなもんどうでもいいわ!おかしなことにお金を使いそうで怖いし、もしかしたら私たちにお金を出すよう遠まわしに言ってるのかもしれない…( º言º)


もし親の生活に少しでも違和感を覚えた方は、一度、地域包括支援センターに相談してみるといいかもせれません。

「高齢者の生活の相談に乗ってもらえるところだよ」と、義父と一緒に行ってみればよかったのかもと思うようになっています。

そうすれば義父と介護について理解を深めながら、段階を踏んでスムーズに介護に移行できたかもしれません。

私はちょっと前のめりすぎたと言いますか…

義父の認識とのズレで介護サービスに抵抗感を持たれてしまっています。義父も困惑してるし、ヘルパーさんを嫌がる義父に私たちも困っています。

結局、「お義父さんは認知症だよ」などと、言いづらいことを言わずに、なし崩し的に介護保険の申請をし、介護サービスを申し込んだことに戸惑っているようです。

まだ自分で出来るって言うんです。

イヤイヤ出来てないから介護申請したのよ…

そんなこんなで何事も思い通りに物事が進むわけではなく、ヤキモキしたりイライラしたり、ままなりませんが、これからきっと長くなる介護を出来るだけ心穏やかに、誰に対しても最善とまでは行かなくても「良」くらいで、頑張りすぎずやっていこうと思います。