居心地が悪かった実家
実家では個室がなく姉と同室で暮らしていました。
友人と電話するには携帯電話を持って誰もいない場所を見つけなければいけなかったし、田舎なので電波が弱く、人がいない繋がる場所を見つけるのが大変でした(笑)
そういう環境しか知らなかったから、当時はそんなものかと思っていたけど、母はガラっと戸を開けて入ってくるし、個人のスペースに使っていた机周りを勝手に全出しして「片付けろ」というメモが置いてあることもありました。
すっごいストレス!
居心地が悪かったし、居場所がないなって思っていました。
実家の台所が苦手
実家で料理することが苦手でした。
料理を始めるにはまず、洗い桶からあふれシンクいっぱいの食器を洗うところから始めなければならないし、排水溝はドロっとして変な臭いを発しているし。
台所も物が多く、使っていないものを食器棚に入れているので使う物が収納されていない状態でした。
洗ったものを水切りカゴに置くけど食器棚には収まらないから、水切りカゴから直接とって食事に使う状態。
これが実家では普通だったため、食後すぐに食器を洗うことを習慣にすることがなかなか出来ず、自己肯定感が下がっていました。
家族が多かったから母が大変だったことは分かっているし、今、こんなふうに実家のことを汚いとか狭いとか物が多いとかブログに書くことも、どうかなって思うけど、心のデトックスと思って書いています。
言わなくても分かるだろうと怒る母
よく家事を手伝わない!と母に怒られていました。母の機嫌次第で突然怒られていたけど、何をすればいいのか言われなければ分からない不出来な娘でした。
私が良い娘ではなかったことは事実ですが、私と母の相性が良くなかったのではないかと思う。
母が言う父に対する愚痴も共感できなかったから、聞きたくなかったし、母も話していて面白くなかったでしょう。
結婚するまでは実家で暮らすように言われ、そのとおりにしていました。一人暮らしはお金がかかるのだから、お金を貯めなさい。働きながら家のことは出来ないだろうからと。
母の言動は真っ当だと思う。今で言う毒親ではないと思うけど、一人でリラックスできる場所がベッドだけだったし、ベッドで本を読んだり楽しんでいるとダラダラしていると思われ、母の機嫌が悪いと怒られる。
結婚して距離ができたから、親に感謝する気持ちになれたけど、同じ市内にいるのに盆正月に会うだけという、温かみのない母子関係のまま、母が認知症になりました。
母との関係
「友達のような母子関係」
自分に当てはめると想像出来ません。
何でも話せる関係な母子っていう意味ですよね?やっぱり想像できない…
私は末子なので相談事を姉らに出来るから、母と縁遠くても困らなかっただけで、姉と母の関係は私より親密だったように思います。
きょうだいって子供の頃は鬱陶しかった(凄いイジワルだったw)けど、今はありがたい。
浪費家だった独身時代
実家の居心地が悪くて外出していると「いつも遊びほうけて」と小言。
独身時代、浪費家でした。
家に居たくないと、休日は同じように家に居たくないという友人と毎週のように会っていたし、平日も少しでも遅く帰ろうと喫茶店で本を読んでいました。
結婚して実家を出て、夫と自分の家が出来ると快適でリラックスできて、外に出たくなくなり、その気持ちの変化に驚きました。外出が好きだと思っていたけど、家が嫌いだったんだなって。
「片付け」が分からなかった
物を買い、物が増えてお金が貯まらない悪い癖はなかなか抜けなかったけど、自分の家はリラックス出来る家になった。だけどそのうち我が家が暮らしづらいと感じ始め、その原因は「物が多いから」だとやっと気づくことができた。
実家は物が多く、勿体ないと捨てることを許されず、収納ギッシリだけならまだしも生活空間にまで物が溢れている環境で育った弊害はあると思っています。
アラフィフにもなって他責思考は恥ずかしい。
だけど、実家の環境が常識だと思い込んだ私と姉たちは、実家と同じように平面には物を置き、テトリスのように詰め込み、床にも物を置き、掃除が行き届かない家を作りました。
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